キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
文学としての聖書
(BDRL-The Bible Designed to Be Read as Literature)

1930

この聖書訳は英語聖書の大部分を文学として読まれるように意図されています。読者の信条がどうであれ、考え方がどうであれ、あるいは育ちや教育がどうであれ、関係なくあらゆる層を対象としています。編集・企画はアメリカの教育家アーネスト・サザ−ランド・ベイツ(Ernest Sutherland Bates-1879-1939)です。


この聖書訳は以下のような方針に基づいています。

○天地創造から楽園追放まではこれまでの伝統的な内容に基づき、そこから下ってイエスまでの物語を完成させるため、マカベア書Iから選んだ内容も補足されています。

○預言書を最大限強調し、その他を抑えること。

○歴史書、詩文書、フィクションをアポクリファの内容も加えて再構築すること。

○福音書のイエスの生涯について、基本的で必要な部分を取り上げること。

○パウロの話を不滅の価値のあるものに限定し、さして重要でない偽名による書巻などはこれを一切省略すること。


ヨブ記、コヘレトの言葉、箴言、雅歌などで改定訳(Revised Version)の方がはるかにすぐれていると考えられる場合、改定訳に基づいていますが、これらわずかな例を除き、ジェイムズ王欽定訳聖書を台本としています。紛らわしい注解や関係のない繰り返しの部分は省かれています。

各書には序文がつけられ、その書巻の性格が記載されています。巻末には翻訳注記と書巻の成立年代についての二つの短い付録がついています。

旧約聖書と新約聖書の多くとアポクリファが少々含まれています。

聖書文例:
Genesis 1: 1, 2
In the beginning God created the heaven and the earth. And the earth was without form, and void; and darkness was upon the face of the deep. And the Spirit of God moved upon the face of the waters.

John 1: 1 - 3
In the beginning was the Word, and the Word was with God, and the Word was God. The same was in the beginning with God. All things were made by him; and without him was not any thing made that was made.

(参照文献:innvista "The Bible Designed to Be Read as Literature")
 
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