ビブリア・ヘブライカ・クインタ
           (BHQ--Biblia Hebraica Quinta)

「ビブリア・ヘブライカ」(BH)の第5版でBiblia Hebraica QuintaのQuintaは第5番目、すなわち第5版を意味しています。日本語「新共同訳聖書」(旧約聖書)の底本にもなった「ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア」(Biblia Hebraica Stuttgartencia--BHS) は「ビブリア・ヘブライカ」(BH)の第4版であったので、その後継版となります。日本聖書協会により、目下進められている「新翻訳作業」では、「底本として、旧約(BHQ)、新約(UBS第5版)、旧約続編(ゲッティンゲン版)など、最新の校訂本をできる限り使用する」としています。

第3版や第4版と同様、レニングラード・コーデックス(コーデックスは綴り本形式の写本)を底本にしていますが、1990年代に撮られたレニングラード写本のカラー写真を修整したもので、それまでの版と異なり、脚注にはマソラ本文の説明と異読についての注釈が含まれています。

さらに、最初の3つの版にはなく、BHSの補訂版のみに載せられていた、マソラ・マグナを収めています。しかし、Benjamin KennicottとC.D. GinsburgがMoshe Goshen-Gottsteinの作業をたどって照合したヘブライ語写本との異読はあまり価値がないとして、殆ど引用されていません。

本書はこれまで分冊で出版されてきています。

第1分冊(前書きとハーメーシュ・メギッロートの18部)(2004年に出版)
本書はレニングラード写本やBHSと同配列であり、ルツ記、雅歌(ソロモンの歌)、コヘレトの言葉(伝道の書)、哀歌、エステル記です。

第2冊(エズラ記とネヘミヤ記の20部)(2004年に出版)

第3冊(申命記の5部)(2007年9月に出版)

第4冊(箴言の17部)(2009年2月に出版)

第5冊(小預言書の13部)(2010年11月に出版)

第6冊(士師記の7部7)(2012年3月に出版)

参照サイト
○Wikipedia:"Biblia Hebraica Quinta"
○Wikipedia 「ビブリア・ヘブライカ・クインタ」
○Wikipedia
日本聖書協会新翻訳事業「翻訳方針前文」

 
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