キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
フェラー・フェントン聖書
(FFB-Ferrar Fenton Bible)

現代英語としてはもっとも初期の聖書訳で、ロンドンの実業家であるフェラー・フェントンにより翻訳されました。全訳は1903年にはじめて出版されましたが、一部についてはそれまでの11年間に分冊として出版されていました。フェントンは彼の生涯のおおよそ50年間を、この翻訳に捧げましたが、ただ一つの目的は聖書をもっぱら原語で学び、その著者たちが実際に何を話し、何を思っていたのかを確かめることにありました。フェントンは王立アジア協会の有力な一員であることにより、古代サンスクリット、ギリシャ語、ヘブル語、ラテン語について多くを学び理解していました。貿易商として、彼は非常に多くの古代70人訳やマソラ本文を手にすることができ、翻訳の助けとしました。ブリアン・ウォールトンのポリグロート・バイブル(多言語聖書)を参照したりもしました。

特徴的なことは、各書の配列を彼が歴史的に見て正しいとする順序に再配列していることです。旧約聖書ではヘブル語聖書に従い、新約聖書ではまずはじめにヨハネによる福音書とヨハネの第1の手紙を、すなわち、マタイによる福音書の前に配置していることです。したがってルカによる福音書の直後に使徒言行録(使徒行伝)が配置されています。神の名は"The EVER-LIVING" (永遠なる方)、そしてそれに次ぐ頻度で”LORD"(主)と訳し、さらにそれ以下の頻度で、民数記15章にならい"JEHOVAH"(エホバ)と訳しています。なお、新約聖書はウェスコット・ホートのギリシャ語テキスト(The Greek text of Westcott and Hort)に基づいて訳され、多くの教授や神学者に認められました。

(参照文献:WikipediaFerrar Fenton Bible
  
 
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