キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ホルマン・クリスチャン
・スタンダード・バイブル
(
HCSB--the Holman Christian
Standard Bible
)
1743年創業のホルマン・バイブル・パブリッシャーズ(Holman Bible Publishers--B&H Publishing Group)が出版する英語訳で、直訳と意訳のバランスを考えた珍しい混合訳です。

構想は1984年にありましたが、編集主幹の死去に伴う更迭と使用底本を最新のものにした等の事由により遅れ、新約聖書が1999年に、新旧約の全体訳は2004年に出版されました。

翻訳には100名の学者と監修者からなる国際的超教派のチームにより行われ、聖書の無謬性を目指しました。翻訳は聖書訳の二つの大きな翻訳方針の中間でバランスが取れるよう注力。翻訳者はこのバランス訳を最適訳(Optimal Equivalence)と称しています。

翻訳は底本(original text)の本義を出来るかぎり明瞭に伝えるため、複数の底本を単語、句、節、文、語法などあらゆるレベルにおいて徹底的に調査・吟味し、原義とその意図を定めています。

底本は最新の学術伝承に基づく以下のものですが、ヘブル語やアラム語底本の間、およびギリシャ語底本の間で顕著な相違がある場合には翻訳者は原本たると信じるものを採用し、主要な代替訳を注記しています。

新約聖書には翻訳チームや現代の大半の聖書学者が原本にはなかったと思われるものが数箇所ありますが、これらの箇所は打ち消しがたい古代所産であり、新約聖書翻訳の伝統と歴史上価値あるものとして、削除せず、大枠を設け、その中に表示しています。

新約聖書:
the Nestle-Aland Novum Testamentum Graece 27版
the United Bible Societies' Greek New Testament 校訂4版

旧約聖書:
the Biblia Hebraica Stuttgartensia 5版


注:二つの大きな翻訳方針とは一つには新アメリカ標準聖書(NASB--the New American Standard Bible)やイングリッシュ・スタンダード聖書(ESV--the English Standard Version)に見られるようなformal equivalence--直訳(literal, "word-for-word" etc)と他のひとつは新国際訳(NIV--the New International Version)やニュー・リビング訳(NLT--the New Living Translation)に見られるdynamic or functional equivalence--意訳("thought-for-thought")と呼ばれるものです。

(参考文献:Wikipedia英語版last modified on 8 August 2009 at 19:54
 一部加除修正)
 
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