キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ジョン・ウエスレー新約聖書
JWNT-John Wesley New Testament)
   
ジョン・ウエスレーは分かりやすい新約聖書を学ぶことこそ、健全な教義知識を持つことへの鍵と考えこの聖書訳を著しました。学問的正確さ、文学性、言葉の選択の確かさが、一般の、あまり教育の機会に恵まれなかった人たちにとって、この目的のため、貴重なものとなりました。

ウエスレーの時代は言葉が変化して行く過程にあり、チョーサーの英語が過ぎ去り、現代英語が現れようとしていました。ウエスレーの信仰覚醒運動が実を得るためには、ウエスレーへの改宗者が新約聖書をよく読み、よく理解する必要がありました。

ウエスレーはこの聖書訳の準備にあたって、原語であるギリシャ語の新約聖書のすべての言葉を丹念に調べあげ、かつ吟味しました。 このため、ウエスレー訳にはそれまでの訳と比較すると言葉や文章構造、章節において1万2千ものかけ離れている箇所があります。本文中、二つのドットはジェイムズ王欽定訳に出現する言葉が省かれていることを示しています。イタリック体はこの欽定訳からかけ離れていることを示しています。伝統主義者はこの聖書訳を大いに批判しています。


訳文の例:
ヨハネによる福音書1章1〜3節
In the beginning existed the Word, and the Word was with God and the Word was God. The same was in the beginning with God. All things were made by him, and without him was not one single thing made that was made.

(参照文献:innvista "John Wesley New Testament")
  
 
BACK HOME