キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
アメリカ標準訳聖書
(ASV--the American Standard Version)
   
英国における欽定訳聖書(KJV--King James Version)の改定訳聖書(RV--The Revised VersionまたはEnglish Revised Version)を生み出すにあたっては米国の聖書学者や権威が多く招かれましたが、彼らの意見はあまり採用されなかったため、不満が生じ、結果、このRVのアメリカ版であるアメリカ標準訳聖書(ASV--American Standard Version)が1901年に発行されることとなりました。 名称は当初The Revised Version, Standard American Edition of the Bible(米標準訳)でしたが、その後いろいろな名称で呼ばれるようになり、1929年頃には現在の名前となりました。神学校では広く使用されたため、ときには略して標準聖書(Standard Bible)と呼ばれるようになりました。 ASVの改定版がRSV(The Revised Standard Version)と呼ばれる所以です。なお、ASVは英語の表現が古く、過剰なまでの直訳主義で、神学校は別にして、米国のプロテスタントには広く受けいられるに至らず、RSVが1952年に発行されるまで依然としてKJVが多く使用されていました。

なお、この聖書訳は原語の意味が立体的に浮彫して理解できるよう、聖句ごとに代表的な26の英語訳を対比(parallel)表示するザ・ワード(THE WORD-The Bible from 26 Translations)にも選ばれている訳の一つです。
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ASVの文体例:ヨハネによる第一の手紙5章1節

(新共同訳:日本聖書協会)
イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。

(ASV)
Whosoever believeth that Jesus is the Christ is begotten of God: and whosoever loveth him that begat loveth him also that is begotten of him.

(KJV)
Whosoever believeth that Jesus is the Christ is born of God: and every one that loveth him that begat loveth him also that is begotten of him.

 (参考資料:Wikipedia英語版last modified on 28 July 2009 at 10:10

  
 
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