キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ダービー聖書
(DBY--the Darby Bible)

ダービー聖書(正式名称: 聖書:J.N.ダービーによる原語からの新訳--The Holy Scriptures: A New Translation from the Original Languages by J.N.Darby)はジョン・ネルソン・ダービー(1800-1882)によりヘブル語およびギリシャ語から翻訳された聖書のことです。英語版は1890年に出版されましたが、ほかにフランス語訳とドイツ語訳も出版しています。

翻訳の目的は、英語版の巻頭にあるとおり、聖書の底本にふれることができ人や聖書の原語についての教育や知識をもたない人たちのために現代語訳を行うことでした。J.N.ダービーは多くの翻訳者を率いた英国の神学者でしたが、単独での訳者ではありませんでした。彼は学術的にも信仰的にもふさわしい、各方面の同胞(brethren--プリマス・ブレズレン--Plymouth Brethren)と作業を共にしましたがトリゲレス・プリドー(Samuel Prideaux Tregelles)や多くの他の学者の本文批評を参考としたことに謝意を表しています。ダービーの翻訳は礼拝堂における朗読を意図したものではなく、もっぱら学術的、個人的使用を意図したものでした。実際、彼は礼拝において、専らジェイムズ王欽定訳(KJV)を使用していました。

J.N.ダービーは旧約聖書において、他の大半の訳が神の御名を主(LORD)または神(God)としているのに対して、エホバ(Jehovah)と訳しています。エホバ(Jehovah)と訳され、広く使われているのはアメリカ標準訳(ASV--the American Standard Version--1941)だけですが、エホバの証人新世界訳(1950)がこのASVに倣っており、就中、底本の頻度を超えて200回以上も「エホバ」という言葉を使用しています。

新約聖書においては、いくつかの箇所にJ.N.ダービーの学術的底本批評を引用した詳細な脚注が付け加えられています。

(参考文献:Wikipedia英語版last modified on 28 July 2009 at 14:02 一部加除訂正)
  
 
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