キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
モファット新訳
(MNT--The Holy Bible Containing the Old and New Testaments, a New Translation)
   
この聖書の略称は訳者名に因み、モファット新訳(Moffatt, New Translation (MNT))と呼ばれていますが、正式名はジェイムズ・モファット新訳による聖書(The Holy Bible Containing the Old and New Testaments, a New Translation by James Moffatt)です。

1926年版の序文で、モファット(神学博士)はこの訳の経緯を以下のように述べています。

「それまでの伝統的な訳では頻出する引喩や隠喩など独特表現を一般読者が理解するためには、聖書が書かれた当時の事情に十分精通していない限り、大変むつかしい。したがって近年の学術成果に基づいた何らかの聖書訳を提供しなければ、否、提供すべきである。そのためにはそれまでの英語聖書訳を改定するのではなく、具体的で分かりやすい新しいオリジナルの訳が必要であると確信するに至り、この聖書訳を行った。」

時代背景に徴し、この新訳には批判もあったようですが、聖書を一般大衆に伝えるとう点において意味があったものと思われます。

なお、この聖書訳は原語の意味が立体的に浮彫して理解できるよう、聖句ごとに代表的な26の英語訳を対比(parallel)表示するザ・ワード(THE WORD-The Bible from 26 Translations)にも選ばれている訳の一つです。

出版社: The University of Chicago Press

(参照文献:Wikipedia "Moffat, New Translation" last modified on 28 July 2009 at 11:14

    
 
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