キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ジェイムズ王欽定訳ノア・ウエブスター1833年限定改訳版
(ジェイムズ王欽定訳一般版)

(Noah Webster's 1833 Limited revision of the King James Bible)


  
有名な辞書編纂家で著述家のノア・ウエブスターの改訳版です。この聖書訳は陳腐化した言葉を置き換えるとともに単純な文法上の変更を行うことに主眼が置かれています。たとえば「なぜ」という言葉の"wherefore"のかわりに"why" を、非生命体に関しする擬人表現の"his"を"its" に、男児を表す"manchild"の代わりに"male child"を用いたりしています。同時に婉曲語法を採用し、ノア・ウエブスターが不快語と思われる言葉、たとえば"whore" の代わりに"lewd woman"を用いるなどです。全体として見るとほんのわずかな変更が行われたのみで、ジェイムズ王欽定訳とほとんど見分けがつきません。したがってこの限定改訳版は「一般版(Common Version)」と呼ばれています。ノア・ウエブスターの改訂は神学的動機からの変更ではなく、教育者として許容しがたい瑕疵を訂正することにあり、したがって軽微なものにとどめられています。

改訂以前の元訳にまつわる問題としては、年月の経過と共に言語形式が変化し、一般の読者にとって多くの意味が失われ、誤解される部分もありました。加えて文法が変わっていたですが、上記のような改訂により言葉が純化され、意味がこまやかになり、聖書が読みやすくなりました。
(参照文献:Wikipedia "Webster's Revision,last modified on 18 September 2009 at 03:31.)

  
 
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