キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ペシタ訳
(Peshitta)
ペシタ訳のペシタ(Peshitta)とはシリア語で「シンプル」または「共通の」という意味で3世紀末以降からシリア・キリスト教会の公認聖書となっています。 「ペシタ」という名称は9世紀にモーセ・バル・ケファ(Moses bar Kepha)により、使用されるようになりましたが、ラテン語ウルガタ訳と同様に本文が一般的に使用されることを示しています。この名称は、さらに複雑な訳であるギリシャ語七十人訳のシリア語訳と対比して使用されることがあります。(注:後者はギリシャ語からのシリア語訳。ペシタ訳はヘブル語またはアラム語からの訳。)

聖書の日常語による訳について、旧約聖書ペシタ訳はギリシャ語七十人訳についで古いもので、おそらくは紀元1〜2世紀にさかのぼります。古代世界でヘブライ語聖書はギリシャ語(七十人訳)、シリア語(ペシタ)、ユダヤ人のアラム語(タルグム)、ラテン語(ウルガタなどに翻訳されました。

古シリア語によるもっとも初期の部分は、エデッサにおいて、ユダヤ人クリスチャンによりヘブル語またはアラム語本文から翻訳され、後にはギリシャ語本文に従い改訳されたと考えられています。新約聖書ペシタ訳で現存している最も初期のものは5世紀にさかのぼりますが、ペテロの手紙ニ、ヨハネの手紙ニ、ヨハネの手紙三、ユダの手紙およびヨハネの黙示録が除かれています。これはシリア教会では正典ではなかったからです。

参照文献:ブリタニカドットコム

             Wikipedia "Syro-hexaplar_version"
 
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