キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
ロザラム強調聖書
(EBR--Rotherham's Emphasized Bible)


   
ロザラム強調聖書(Rotherham's Emphasized Bible--EBR)は、原語であるギリシャ語、へブル語、アラム語本文が内包するニュアンスを表現するため、強調語法や独自の識別マークなどを採用した聖書訳です。聖書学者であり「キリストの教会」(the Churches of Christ)の聖職者であったジョセフ・ブライアント・ロザラム(Joseph Bryant Rotherham)により著されたましたが、ロザラムは「使途伝承福音を解するため1世紀の読者が享受していた持っていたのと同じ立場で現代の読者が理解できるようにするのが主な狙いである。」と述べています。1872年に新約聖書が発行されましたが、その後、本文批判(研究)が進んだため、1878年と1897年の2回改訂されています。旧約聖書を含む全訳は1902年に発行されましたが旧約聖書訳はポーランドのヘブライ語の権威 C. D ギンスブルグ(Dr. Christian David Ginsburg(1831-1914))の著書(Dr. C. D Ginsburg's comprehensive Masoretico-critical edition of the Hebrew Bible)に基づいています。ロザラム訳は情報が豊富なため版を重ねました。ジョン R コーレンバーガー(John R Kohlenberger III)は1994年版の序文で「一個人がこれまで行った中でも最も革新的で十分なまでの調査に基づく訳のひとつである。」と述べています。

なお、この聖書訳は原語の意味が立体的に浮彫して理解できるよう、聖句ごとに代表的な26の英語訳を対比(parallel)表示するザ・ワード(THE WORD-The Bible from 26 Translations)にも選ばれている訳の一つです。

(参照文献:Wikipedia英語版last modified on 28 July 2009 at 10:26)

 
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