キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
七十人訳聖書
(Septuagint   
   --セプトゥアジント)

旧約聖書(ユダヤ教の聖典)のギリシア語訳聖書。
キリスト教世界では長らくこのギリシャ語テキストを旧約聖書の底本とみなしていましたがユダヤ教世界ではヘブライ語のマソラ本文を底本としていました。(この2者には取り扱っている文書に差異があり、本文も多少違っています。

紀元前3世紀中頃から、約100年間かけて翻訳されました。

72人の学者が、エジプトのプトレマイオス王の命により、エルサレムからAlexander 大王が建設した古代の学問の中心地.、エジプトのアレキサンドリアに集い、ヘブライ語を読めないヘレニズムの世界(ギリシャ語圏)の在外ユダヤ人のため、72日間でモーセ五書(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)の翻訳をしたとの逸話があり、Septuaginta--セプトゥアジンタという言葉は数字で70を意味します。新約聖書の中の旧約引用はこの訳を用いることが多く、またパウロを始め当時の使徒たちが用いていた旧約聖書は専らギリシア語訳の聖書であるため、神学的にも重要な聖書と位置づけられています。翻訳の背景には当時、ヘレニズムの世界に離散したユダヤ人が子音のみの古代ヘブライ語を理解できなくなっていたことから翻訳の必要が生じたことにあります。

なお、正教会の正典はこの聖書(旧約聖書)とギリシャ語の新約聖書ならびに新共同訳の旧約続編に配置された*15書です。

*トビト記、ユディト記、マカバイ記一、マカバイ記二、知恵の書、シラ書、バルク書、エレミヤの手紙、エステル記(ギリシャ語)、ダニエル書補遣(アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌、スザンナ、ベルと竜)以上カトリック第二正典、およびプロテスタント・カトリックともアポクリファ(偽典)とするマナセの祈り、エズラ記(ギリシャ語)、エズラ記(ラテン語)

(参考文献:Wikipedia英語版last modified on 12 August 2009 at 14:46)
    
 
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