キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
聖書
新改訳2017
新改訳聖書の大改訂版で、新日本聖書刊行会により、マルチン・ルター宗教改革500年目の2017年に翻訳が完成、いのちのことば社により出版されたため、2017という数字がこの聖書の名前に付加されています。福音主義に立つ旧新約聖書学者と日本語学者の共同作業により改訂。第一版からの翻訳理念を踏襲しつつ、初めての「全面改訂」が行われています。現時点では、旧新約聖書約3万節の90%の部分に、用字用語を含む、何らかの改訂が施されています。向こう30年を視野に入れながら、思い切って改訳したところも多々あります。なお、電子版(アプリ)もリリースされています。

特徴(新日本聖書刊行会 聖書 新改訳2017サイトより)


(1)日本語の変化に伴う訳の変更

「かわや」と聞いて若い方々は「何のお店?」と思うかもしれません。そこで、「かわやに出されてしまう」は「排泄されます」と訳します。

(2)まぎらわしい表現をより明確に

文章の途中で、「〜のために」とあると、理由なのか、目的なのか、案外わかりにくいものです。そこで、目的の場合はできるだけ「〜するように」といった表現を使って区分します。

(3)ひらがなを漢字に

ひらがなが、「多いから子どもでも読める」と言われる一方で、「多いから読みにくい、理解しにくい」という意見もよく聞かれました。『新改訳2017』では漢字が増えます。「いっしょ」は「一緒」、「りっぱ」は「立派」、「いやし」は「癒やし」など。

(4)旧新約で訳語をなるべく統一

これまで旧約では「子羊」、新約では「小羊」でしたが、区別しなければならない理由はありません。意味しているのは「小さな羊」であるより「子どもの羊」ですから、「子羊」で統一します。

(5)簡潔で読みやすい訳文

原文の意図を損なわない限り、簡潔で読みやすい訳語を採用するよう努めています。例えば、不要な代名詞の繰り返しを避けるだけでも読みやすくなります。「なぜなら・それは〜からです」は「〜からです」とするだけで、意味は通じます。


(6)内容にふさわしい表現

内容にふさわしい表現に変更しました。例えば、「おまえたちは白く塗った墓のようなものです」は叱責ですから、「……ものだ」で結びました。

(7)人名、地名の変更

固有名詞もすべて再検討し、地名や人名で、広く使われているものは、できるだけそれにあわせることにしました。「マリヤ」は「マリア」となります。ローマ皇帝「アウグスト」は「アウグストゥス」、「カイザル」は「カエサル」です。地名では、「アジヤ」は「アジア」、「アレキサンドリヤ」は「アレクサンドリア」としました。


(出典:新日本聖書刊行会 聖書 新改訳2017サイト
 
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