キリスト教用語聖書史上重要な聖書訳、特筆すべき聖書訳、現代社会で使用されている聖書訳などを掲載中です。当初「キリスト教用語」のページにて説明していましたが、項目数が増加、説明も限られたスペースでは限界があること。さらには時系列把握を容易ならしめるため、等々の理由により今回独立ページを設定し説明させていただくことと致しました。なお、目次には言葉の重複を避け、「○○聖書」の「聖書」ということばは原則として略しております。
大正改訳

  
明治元訳(1880年〜1887年)はもともと外国人宣教師を中心として作業が行われたため、日本語が不自然であったり、誤訳が多かったこと。底本の英国ジェイムズ王欽定訳(KJV--King James Version)の改定訳(The Revised VersionまたはEnglish Revised Version)がほぼ時期を同じくして(新約聖書1881年、旧約聖書1885年)出版されたため、改訳の必要性が高まり、1917年に『改訳 新約聖書』、いわゆる大正改訳が出版されました。底本はネストレ校訂版のギリシャ語原典を主とし、上記英語改定訳(RV: Revised Version)が参照されています。明治元訳に比べて学問的な正確さが向上し、日本語として読みやすくなったことが評価されました。理由は翻訳作業の中心メンバーの一人であった松山高吉が国学者であり、日本語としての流暢さを重んじた結果であるといわれています。また、それまで一定していなかったキリスト教用語もこの訳で安定したとされており、教会外の人にも多く読まれた結果、「狭き門より入れ」のように日本語のことわざ同然に使われている文章も改訳の中には数多くあります。成句が使用される頻度についてはその後の改訳聖書も及ばないとされており、「日本の文学作品として十分に古典の位置を占めている」とも評されています。旧約聖書は1942年から改訳作業が進められましたが戦後に口語訳に方針転換されました。よって、大正改訳には旧約聖書は含まれていません。その後日本聖書協会は明治元訳の旧約聖書と大正改訳の新約聖書を合本して『文語訳聖書』として出版しています。(出典:Wikipedia日本語版最終更新 2008年8月17日 (日) 20:14を一部加除修正)

  

 
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