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使用する暦が異なるためです。 西方教会は「グレゴリオ暦」を使用しますが、東方正教会では「ユリウス暦」を使用しています。 日本正教会のホームページには次のような説明があります。 「日本正教会では古代教会から伝統的に用いられてきたユリウス暦の日付をグレゴリウス暦上に当てはめて教会暦を組み立てています。今世紀ではグレゴリウス暦とユリウス暦は13日のずれが生じていますので、たとえば神現祭(テオファニイ)は「1月19日(1月6日〔ユリウス暦〕+13日)」となります。」 実例: 2009年のイースター: ユリウス暦 4月6日 + 13 = グレゴリオ暦 4月19日 2009年のペンテコステ: ユリウス暦 5月25日 + 13 = グレゴリオ暦 6月7日 2010年のクリスマス: ユリウス暦 2009年12月25日 + 13 = グレゴリオ暦 2010年1月7日 なお、使用する暦の違いには歴史と深い関係があります。 西暦395年、ローマ帝国の東西分裂に伴い、キリスト教会(当時は当然のことながらプロテスタントはなし)も東西に分裂、両者は次第に対立を深め、1054年、ローマ教皇レオ9世とコンスタンティノープル総主教のケルラリオスが相互に破門宣告をし、分裂するという不幸な結果となりました。(注:1965年に和解) このため、東方正教会ではローマ教皇グレゴリオ13世の定めたグレゴリオ暦を使用せず、以前よりのユリウス歴を用いているためです。 (参考文献:図解 宗教史 成美堂出版2009年3月20日第3刷 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2009年9月14日 (月) 12:15 ) |
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