教会FAQ
日ごろ見慣れた縦長の十字架ではなく縦横同じ長さの十字架を見ました。両者の間には何か違いはあるのでしょうか。

鋭い観察ですね。
前者は一般的にはラテン十字と呼ばれ、西方教会(ローマカトリック、プロテスタント、聖公会)が主として使用し、後者はギリシャ十字と呼ばれ、東方教会(ギリシャ正教会、ロシア正教会その他東方諸国の正教会)にて用いられます。ただし、東西において厳然と区分使用されるという訳ではなく、西方教会がギリシャ十字を用いたり、東方教会がラテン十字を用いることもあります。

十字架はそのほかX型のアンデレ十字や十字と円環を組み合わせた太陽十字、カンタベリー十字と呼ばれるものなど種々存在します。

なお、いうまでもなく、十字架はキリストの受難の象徴また死に対する勝利のしるし、さらには復活の象徴とされており、このため「聖なる木」「死を滅ぼしし矛」などの美称があります。

参照文献: 「十字架」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2010年3月18日 (木) 08:44
                                    
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