教会FAQ
讃美歌と賛美歌の二つの使用例がありますが、どちらが正しいのでしょうか。

ときどきある質問ですが、使い分けについては以下のようなことが考えられます。

1956年7月5日、国語審議会が当用漢字表にない漢字を含んで構成されている漢語について、同音の別の漢字に書き換えるための指針を発表しました。その中のリストのうち、「讃」を「賛」に書き換えるとするものがあります。これに従えば「賛美歌」とするのが一般的ルールに従うことになります。

しかし、日本基督教団讃美歌委員会によって、1997年に編纂し、出版された歌集は「讃美歌21」となっており、「讃」を使用しています。

私見ですが、歌集は一般的に「讃」を、賛美するという動詞形では「賛」を使用するのが慣行ではないかとも思われます。ただし、賛美歌とするものもあり、使用上、ゆれがありますので、ここでは二者択一ではなく、単なる説明のみにとどめさせていただきます。

なお、上記審議会の冒頭には「当用漢字を使用する際、これが広く参考として用いられることを希望する。」とあり、あくまでも強制ではありませんので、念のため。
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