教会FAQ
創世記2章23節のカタカナ表記の意味を教えてください。

創世記2章20節~23節は、神が人とその骨から女を創造される話です。
新共同訳の2章23節では以下のようになっており、この個所のカタカナ表記についてのご質問です。

人は言った。「ついに、これこそ わたしの骨の骨 わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」

イシュאישׁはヘブル語で人(男)をあらわし、イシャーאִשָּׁהはその女性形です。つまり(女)をあらわします。

米国改定標準訳では、

Then the man said, "This at last is bone of my bones and flesh of my flesh; this one shall be called Woman, for out of Man this one was taken." とあり、Manとその女性形であるWomanを対比して表現しています。


しかるに共同訳以前の邦訳で、たとえば口語訳では

そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。

とあり、いきなり「男」という文字から「女」という文字に飛躍するため、言葉の相互の関連性が不明瞭でした。

このため、新共同訳では原語テキストをカタカナ表記で付加することにより、この両者の関連性を明らかにしたものと思われます。

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