教会FAQ
マタイによる福音書1章のイエス・キリストの系図の中で「~から~まで十四代」という言葉が3回も繰り返されていますが、これには何か特別な意味があるのでしょうか。

はい、とても重要な意味があります。それは6節でダビデのみが「ダビデ王」としてわざわざ「王」としての称号がつけられていることに注目してください。

さらにヘブライ語の各文字には象徴数字(ゲマトリア)が割当てられており、ダビデ(ヘブライ語ではダーウィド-ד ו ד)のはじめの文字"ד"(ダーレス)は4を、2文字目の"ו"(ワウ)は6を、最後の文字は初めの文字と同じで4をあらわしています。これを足すと4+6+4=14と象徴的な数字になります。

この14(代)で明確に区切り、これを繰り返すことにより、「ダビデ」、「ダビデ」、「ダビデ」と、記者は王としてのダビデを明確に意識し、まさにダビデ王のような方、まことの王イエス・キリストがこの世にこられることを強調しているのです。

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