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テモテへの手紙一の4章は「背教の予告」という見出しがつけられていますが、その1〜2節は次のようなものです。 ◆背教の予告 4:1 しかし、“霊”は次のように明確に告げておられます。終わりの時には、惑わす霊と、悪霊どもの教えとに心を奪われ、信仰から脱落する者がいます。 4:2 このことは、偽りを語る者たちの偽善によって引き起こされるのです。彼らは自分の良心に焼き印を押されており、・・ 日本語で「焼き印を押す」とは、一般的に所有や所属を示すために物や動物などに鉄の焼印を押しすことを指しますので、その意味では文脈が不明となります。 英語訳を見てみますと、「焼き印を押す」はおしなべて"sear"という言葉が使用されています。そして"sear"にはやけどをさせるという意味も含まれています。 J.B.PhillipsのThe New Testament in Modern Englishには "whose consciences are as dead as seared flesh" つまり、「その良心は焼け焦げた肉と同様に死んでいる」という意味が見当たりますので、良心が死んでしまっていると解釈されるべきものと考えます。 参考までに 新改訳では 「4:2 それは、うそつきどもの偽善によるものです。彼らは良心が麻痺しており」とあり、 口語訳では 「4:2 それは、良心に焼き印をおされている偽り者の偽善のしわざである。」と訳されています。 、 |
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