教会FAQ
聖書によく「神の右の御手」ということばが出てきますが、これはどのような意味があるのでしょうか。

   聖書に頻出することばで、とくに詩編に多く出現します。(18個所)

   一般的にわたくしたちの利き手は右手であり、このことから、これは「神の全能(the omnipotence of God) 」
  (神の義、愛、神ご自身と その力のすべて)を表す比喩であり、さらに、天における神に次ぐ場所で伝統的に
   名誉ある場所を示し、 イエスキリストの占めるべき場所とされています。

   実際に引用した方がよりわかりやすいと思われますので、具体的な聖句をいくつか引用させていただきます。
   日本語訳はいずれも新共同訳聖書です。

   ☆命の道を教えてくださいます。わたしは御顔を仰いで満ち足り、喜び祝い右の御手から
      永遠の喜びをいただきます。(詩編 16:11)

   ☆慈しみの御業を示してください。あなたを避けどころとする人を立ち向かう者から
      右の御手をもって救ってください。(詩編 17:7)

   ☆今、わたしは知った主は油注がれた方に勝利を授け聖なる天から彼に答えて右の御手による
      救いの力を示されることを。(詩編 20:7)

   ☆神よ、賛美は御名と共に地の果てに及ぶ。右の御手には正しさが溢れている。(詩編 48:11)

   ☆あなたの愛する人々が助け出されるように右の御手でお救いください。
      それを我らへの答えとしてください。(詩編 60:7)

   ☆わたしの魂はあなたに付き従いあなたは右の御手でわたしを支えてくださいます。(詩編 63:9)

   ☆新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。
      右の御手、聖なる御腕によって主は救いの御業を果たされた。(詩編 98:1)

   ☆「主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。」(マルコによる福音書16章19節)

   ☆主は、わたしの主にお告げになった。「わたしの右の座に着きなさい、
      わたしがあなたの敵をあなたの足もとに屈服させるときまで」と。」 (マタイによる福音書22章44節)


(参照文献:Wikipedia: "Right hand of God" last modified on 24 December 2014, at 21:52 )
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