十字架と聖霊ハト画像使徒信条
我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり、かしこより来りて、生ける者と死ねる者とを審きたまわん。我は聖霊を信ず、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し(ゆるし)、身体のよみがえり、永遠(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。 
  アーメン。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia最終更新 2009年6月27日 (土) 12:23)』

使徒信条(しとしんじょう)は、キリスト教西方教会、すなわちカトリック教会とプロテスタントのほとんどが重んじる基本信条のひとつ。別称、使徒信経。

成立経緯
ローマ教会が2世紀半ばごろから信徒教育や洗礼時の制約に際して用いたローマ信条がその原型だといわれる。一方、4世紀始めに定式化したとする学者もある。

「使徒信条」の名は4世紀ごろより用いられはじめた事が確認されている。


名称由来
使徒信条の名は、この信条が使徒にまで遡れるという伝説から生まれた。全12節よりなるため、十二使徒が一人一節を著したという伝承も生まれたが、いずれも今日確証出来るものではない。東方正教会では、使徒信条が公会議による決定を経ていないため、これを公認せず、聖伝に数えない。ただし、ローマという一地方教会独自の伝承として受け止め、全教会に適応されるものではないとする立場をとっており、内容を異端として公式に退けているわけではない。


内容
信条は異端との対決の中で生まれてくる。使徒信条は、イエスが肉体をもって生まれたこと、死んだことを強調する。身体を伴ったイエスの出生、ならびにイエスと信者の復活に関心があり、グノーシス主義の影響にある仮現説など初期の異端に対抗している。

一方で三位一体はまだ定式化されていない。三位一体を構成する父・子・聖霊を信仰の対象として言及しながら、子と聖霊の神性については言及していない。このため三位一体を採用しないアリウス派の台頭以前に成立したと一部の学者によって考えられる。特にアリウス派やユニテリアンの信者のなかには、この信条を受け入れるものが多い(ただしユニテリアン自体は信条をもたない教派である)。一方、三位一体を採用する教団では、この信条もまた三位一体の信仰を強調していると主張する
   
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