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1.なぜウィルスに狙われるのか。 セキュリティ・ソフトのトレンドマイクロによれば、最近のウィルスの中、USBフラッシュメモリー(以下USBメモリーと略)に関するウィルスが感染被害報告数ランキングで、2008年8月以来4カ月連続で1位。報告数全体に占める割合も比例して増加しており、今後もこの傾向が続くとのことです。ご存知のごとく、USBメモリーは軽量で持ち運びに優れ、データを簡単にやりとりされるため、重宝され、容量や機能も多種多様であるため、利用者数も増加中で、このことが逆に弱点となり、ウィルスにつけこまれることになるものと思われます。感染することにより、パソコン内の情報を盗まれたり、遠隔操作されることにより、ウィルス感染の踏み台とされたりなど被害は甚大です。 2.ウィルスに感染経路 種類、数ともに多様化しており、ひと言で説明はできませんが、通常の場合、ウィルスに感染したパソコンにUSBメモリーを接続すると、USBメモリー内にautorun.infという自動更新実行ファイルとウィルス本体がセットで組み込まれます。これを別のパソコンに接続するとさらに同様のウィルスセットが仕込まれ、以下次々と感染して行くという図式です。 3.感染予防方法 以下、トレンドマイクロのサイトをそのまま引用させていただきます。URLは以下の通りで、詳しい説明がありますので、今後のためにも一度アクセスされることをお勧めします。なお、トレンドマイクロ社とは何らの利害関係はありませんので念のため。 http://is702.jp/special/331/#01 http://is702.jp/special/768/ •セキュリティソフトが入っているパソコンでのみUSBメモリを使用する。 •USBメモリを用途ごとにわける。 •持ち主のはっきりしないUSBメモリは使わない。 •USBメモリからファイルを開く前にUSBメモリのウイルス検索を行う。 •USBメモリを接続する際「Shift」キーを押し続けて自動再生を止める。 •[マイ コンピュータ]からUSBメモリのドライブをクリックするのではなく、[エクスプローラ]で必要なファイルだけを開く。 •Windowsの設定でUSBメモリの自動再生を無効化しておく。 •あらかじめUSBメモリ内に「autorun.inf」という名前のフォルダを作っておく。 •同じ名前のフォルダを作っておくことで、不正なautorun.infが作成されない場合があります。 •Windowsの設定で隠しファイルを表示させる設定にする。 通常隠しファイルとなっているautorun.infファイルを表示させることで、覚えのないautorun.infがあったときに早めに気づくことができます。 4.ハード面からの予防 上記方法でも、感染を防止できない場合があるとのことです。たとえば、勝手にあらかじめ作成しておいた「autorun.inf」を書き換え、ウィルスを自動実行させるような場合です。そこで、筆者(当サイトの管理者KENNEL)は、仕事用として、USBメモリーに予めセキュリティソフトが組み込まれ、パターンファイルが自動更新され、かつウィルスに感染したパソコンに接続した場合、自動的にこのウィルスを隔離するものを使用しています。(さらに、このUSBメモリーを使用する場合にはパスワードを入力しないと中身を見ることができない、いわゆるパスワードロックが付いています。) パソコンショップでは複数のメーカーのものが販売されていますので、値段は通常のものより高いのですが、被害予防の見地よりご検討の余地は十分あろうかと思われます。 以上 |
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