日本基督教団 西神戸教会月報
2010年1月号
2010年という、新しい年を迎えました。それは、神様から与えられた大切な日々です。私達にとって戻ることのない、取り戻すことのできない一日です。 神様が与えてくださっている豊かな一日をより良く過ごしながら、新しい一年も歩んで行きたいと願っています。神様の存在を私達がしっかりと受け止めて与えられた一年・一月・一日を過ごせて行ければ幸いです。 今日に至るまでの日々、私達は神様の御心に沿った歩みをして来たのでしょうか。神様よりも大切にすべきものがあり、神様をなおざりにして歩んで来たのではないでしょうか。それなのに私達は、「苦しい時の神頼み」のように、自分の都合の良い時だけ神様を持ち出してくるのです。いつも優先すべきは自分であって、全ての主となってしまいます。しかし、そんな私達であっても神様は見捨てる事なく、助けをいつも与え続けてくださいます。そこにある、神様の測り知ることのできない愛によって、今の私達があることに気づかされます。神様は、この世に埋没し、この世の価値観を追い求めて、苦しみや悲しみを負う私達を、豊かな恵みと愛で満たしてくださるのです。私達が願っているものや求めているもの以外に大切なものがあることを教えられます。 私達は出会う人々や様々な出来事の中にあって、向いてる方向が違うことに気づかされるのです。そのことにより、私達は、今まで負ってきた重荷を下ろすことができます。人が向く方向によっては、必死になって得ようとしているものの中には幸せが無いことを知るのです。本当に大切にするべきものは神様から与えられている命であり、それぞれに与えられている命の営みなのです。そこで出会う出来事や人は、すべて大切なものであり、そこにこそ豊かさがあるのです。 私達にとって大切な命の営みは神様から与えられてる事に真剣に向き合うことで、豊かなものとなって行くのです。 私達がどんな中にあっても共に支え合い、補い合い、助け合い、愛し合い、歩んで行ける関係性を持ち得る人々がいつも与えられていることに心より感謝します。間違いや失敗は誰にでもあります。そんな中でも、止まる事なく歩み続けて行ける道を神様は与えていてくださるのです。 命の泉としての神様の存在を知る時、そこから本当の命の営みを得、命を保つだけではなく、命の豊かさへと導かれるのです。 それぞれの生活の場において、日々の歩みの中で、神様を見出し、全てが豊かさへと変えられて行く事を祈ります。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |