日本基督教団 西神戸教会月報
2010年4月号
春の訪れを感じさせてくれていた桜の花も散り始め、桜の舞い散る美しさに心躍る日々を過ごさせてもらっています。 神様は、"全てを時宜に適うように造られていることを痛感させられます。私達も神様の計画と御心の中で生かされているのです。そのことを思う時、神様の愛と守りと恵みに感謝せずにはおれません。こんなことを感じられる心を与えてくださっている神様に心より感謝します。 私達は、神様としっかりと繋がっているのでしょうか。そこにある信頼が信仰ではないかなと思います。イエスは、私達人間を愛してくださり、生かすために自らの命を捧げてくださいました。しかし、時としてその愛を知らずに、受け取ることができずにいることはないでしょうか。 神様と人との豊かな関係作りがてきているか否かで、自ずと歩みは変わってきます。どんな事の中でも神様を信じていくことができれば、豊かな命を受けることができます。 闇に光を、絶望に希望を見いだすことができるのです。主イエスは、十字架を前にして、「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください」と祈られましたが、「しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のまま。」と祈り直されています。 神様への信頼は、私達の思いを越えたものとなるのです。神様に愛されている事を知るとき、神様を信じることができるのです。その信頼関係を羊と良い羊飼いとして、聖書は語っています。そこでは、世を生かされる羊同志の関係もとても重要になってきます。つまり、私達が世に生かされる時、人と人との関係は、欠くことのできない大切な事なのです。神様は、独り子イエスの命を捧げてまで、私達に尊い命を与えてくださっているのです。お互いがその命を大切にするのは、当たり前のことではないでしょうか。自分勝手な行き方をしていては、与えられた命は本来の育みができません。 神様は、人が生きるために大切なこととして、"神を愛し、隣人を愛せ"と教えてくださっています。羊飼いの声を信じて、その声に従って歩めれば幸いです。 2010年度が始まりました。新しい一年の歩みの中で、私達にはいつ何が起こるか分かりません。その度毎に、人の弱さと限罪を経験することでしょう。だからこそ、私達の小さな世界に留まらない、私達の思いや経験を越えて業をなされる神様を信じて歩んでゆきたいと願います。神様の与えてくださる世界は、何と大きく、広く、深いことでしょう。神様に与えられる世界を存分に楽しみ歩みましょう。 |
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