日本基督教団 西神戸教会月報
2014年2月号

☆「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行った。蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べててしまった。ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。ほかの種は茨の中に落ちた。すると茨が伸びて覆いふさいだので、実を結ばなかった。また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。」そして、「聞く耳のある者は聞きなさい。」と言われた。            《マルコによる福音書4章3〜9節》

 皆さんは、日々の歩みが神様からの恵みに満たされていますか.。 何事においても、そこに神様の愛と恵みがあると信じることができれば、様々な事を良く受け止めることができます。2月8日は、思いもよらない大雪となりましたね。そのために色んな所で多くの混乱が生じていました。しかし、子どもたちにとっては、めったとない大雪で嬉しい一時となったのではないでしょうか。教会では、その日結婚式が行われました。新郎新婦は、時間どおりに来ることが出来ましたが、親戚や出席予定者は、交通機関の乱れで、到着が大幅に遅れました。結婚式後には他の会場での披露宴が控えてはいましたが、約15分遅れで式を行いました。それに加え、ブーケが教会に届かず、新婦の手にはブーケがありませんでした。何という結婚式と嘆く人もあるでしょうが、幸い教会では、記念すべき忘れられない結婚式になったと受け止めることができるのです。教会の外はきれいな雪化粧、こんな結婚式は、二度とないかも知れません。そんな場に立ち会うことができたことを嬉しく思います。色んな意味で大変でしたが、今後のためにも良い経験となりました。新しい歩みを始める二人にとっても、沢山の人に愛され、支えられていることが実感できた一時だったのではないでしょうか。こんなふうに神様は、私たちに様々な事柄や機会を通して、多くのことを教えてくださいます。

 主イエスは、人がより良く生きるために「よく聞きなさい。」「聞く耳のある者は聞きなさい。」と語られています。聞くのも、聞かないのも、それぞれに委ねられ、任されています。せっかく語られている言葉も、聞く側の姿勢で、良くも悪くもなるのです。主イエスの語られている言葉を素直に受け入れる人と、そうでない人とでは、当然結果は異なってきます。ここでは、その聞き方を「種を蒔く人」の讐えで語らています。同じ種でも蒔かれた環境に応じて育ち方が違います。育つ前に食べられてしまった種、根は出すが枯れてしまった種、育っても他の物に邪魔されて実を結ばなかった種、30倍・60倍・100倍に育った種といろいろです。それは種に問題があるのではなく、蒔かれた場所に問題があったのです。神様の言葉は、すべての人に等しく蒔かれています。それが育ち、実るかは、受げ入れる側の聞く姿勢にかかっているのです。かたくなな心、優柔不断な心、この世に弱い心等、受け入れる準備がなされていないと、せっかくの言葉が実らないのです。柔軟で、素直で、梅い改めた心は、豊かな実りを得ることができるのです。この世の様々な束縛から、価値観から解き放たれることによって、大切なものを見い出すことができるのです。そして、与えられているものの中に隠されている沢山の幸せの種を見つけ、豊かに実らせることができるのです。私たちに与えられている神様の愛と恵みを信じて、心豊かに過ごしましょう。
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