もともとは詩編134と組み合わせられていたのですが、1562年にジョン・デイによって出版された150編の「英国・ジュネーブ詩編歌集」(Old Psalm)の"All People That on Earth Do Dwell"(ウイリアムキース(Wlliam Kethe)作詞)により、詩編100と組み合わされるようになった結果"Old 100th" または "Old Hundredth"として一般的に歌われるようになり、1953年のエリザベス二世の戴冠式でも作曲家ラルフ・ボーガン・ウイリアムズ(Ralph Vaughan Williamsの編曲により歌われました。
この旋律は他の詩編とも組み合わせられることもありますが、現在、一般的に組み合わされるのは英国国教会の司祭トーマス・ケン(Thomas Ken)の作詞(1674年)によるこの24番の原文詞(Praise God, from Whom all blessings flow)で「頌栄」(Doxology)として知られています。 なお、讃美歌21では148番もOld 100thですが、この24番は148番の頌栄部分です。 (主要部分はOld 100th(英文Wikipedia)を管理者が日本語訳したもの)
作詞者、トーマス・ケン(Thomas Ken:1637-1711)は、ジェームズ二世の信仰自由宣言(Declaration of Indulgence--1687)がカトリックの復興に傾斜した内容になっていたため署名することを拒み、ロンドン塔に幽閉された英国国教会主教のうちで最も有名です。(裁判後は無罪放免となりました。) 25歳で英国国教会の司祭となり、37歳のとき「祈りの手引き(Manual of Prayers)」を出版、その後短期間メアリー妃のチャプレンをつとめた後、英艦隊のチャプレンとなり、48歳で主教となりました。彼は多くの讃美歌詞を著しましたが、死の10年後(1721)にこれらが刊行されました。
(出典:The Cyber Hymnal)
たたえよ、主の民、みつかいと共に
恵みにあふれる 父・子・聖霊を。
Praise God, from Whom all blessings flow;
Praise Him, all creatures here
below;
Praise Him above, ye heavenly host;
Praise Father, Son, and Holy
Ghost.