一日の仕事を終え
    
讃美歌21 217 一日の仕事を終え
Die ist kommen
ドイツのコラールです。作詞はモラビア兄弟団のペトルス・ヘルベルト(Petrus Herbert,1530?-1571)で、原題は"Die Nacht is kommen"「夜は来りぬ」。 1日の感謝を献げ、自己を省み、主の御名があがめられ、主の御国がきますように、と祈っています。

*モラビア兄弟団(Moravian Brethren; Moravian Churches)
15世紀にボヘミア東部に設立されたプロテスタントの宗教団体。J.フスの死後その改革運動は分裂して,ローマ・カトリック教会と和解したボヘミア国民教会が設立されたが,これに同調しない一部のグループは,新約聖書に直接基づき,使徒時代の質素さを再建しようとし,「兄弟団」を設立した。カトリックの反宗教改革や,三十年戦争により打撃を受けたが,ドイツでツィンツェンドルフ伯爵の援助を受け再興した(1727)。アメリカをはじめ各地で伝道を行い,J.ウェスリーもその影響を受けた。
                                                                         (ブリタニカ国際大百科事典)

一日(いちにち)仕事(しごと)()え、
(やす)らぎの(よる)()たる。
(しゅ)はわれらを(めぐ)(しゅく)し、
平和(へいわ)(たま)う。

2
(つみ)けがれ (しゅ)よ、()()
みつかいの つばさのもと
(ふか)きねむり (あた)えたまえ、
こよいもまた。

3
(あさ)()(かがや)くとき
(よろこ)びてみまえに()ち、
(めぐ)みふかい (しゅ)をたたえる
(うた)をささげん。





4
()める(もの)、とらわれびと
()どもたち (なげ)(もの)に、
(あい)のみ(かお) (しゅ)(しめ)して
(なぐさ)めたもう。

5
わが(つみ)を すべて(ゆる)
(しゅ)御名(みな)があがめられて、
(しゅ)のみくにが()ますように
われら(いの)る。







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